怒涛の中国 旅行記1日目 とび出せ日本! 

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はじめまして。コメッピです。
ゆるっとはじめたブログですが、やってることは正気の沙汰とは思えない(笑) まずは、そんな自分が中国に行くことになった経緯から、ちょっとお話いたします。

■日本の未来は大変!?

ゲーム開発の仕事をしてるんですが、行く先々で日本市場の先行きは暗いという話をよく耳にします。その理由は少子化による日本の人口減。あと2~3年で島根と鳥取を合わせた分の人口が減るので、市場は加速度的に縮小するという話。そして、日本のユーザーは成熟しきっていて、ニーズが読めないという現状。

そんな状況なので、ゲーム開発を取り巻く環境もさらに手堅くなっていて、現状を打破するべく、どこの企業も巨大な市場として中国に注目する訳ですが、これが一筋縄ではいかない。

オリジナルはすぐコピーされてしまうので商売にならない。開発も大変で開発費が回収できないなんてこともあったり、また、政治的な事情で商売自体が潰れる事もままあるようで、チャイナリスクと言われるように、中国で商売をするのはかなりハードルが高いようです。

それでも、中国をはじめとするアジア圏を市場として見据えないと、業界に先がないのは見えていて、どこかで勝負するしかないワケなんですが、この状況下で、友人のツテで知り合った中国出身のOさんと不思議なご縁があり、自分の事業の展望をお話したところ興味を持っていただいた上に、ロハで企画書なども中国語に翻訳してくださいまして、思いがけず中国に撃って出る武器が手に入ってしまいました。

さらには、Oさんからお誘いを受けて中国に行くことになるんですが、ホント、なんていい人なんだろう。。。感謝感激雨アラレです。

ちなみにOさんとは15年以上のお付き合いで、日本在住なので日本語もペラペラです。ご実家は北京ということで都会ですし、当然の如く、中国のライフスタイルは熟知されているので、自分にとっては最強の通訳兼ガイドとなります。

突然の話で、ビジネスの形になるかも確信がもてない状況でしたが、Oさんのご厚意と、行ってみなきゃ何もわからんっていうこともありますし、恐らくこういった条件がそろった上での中国行きの機会は2度とあるものではないと思ったので、身銭切って行くことを決断いたしました。

ナマの中国を身をもって知るしか、今のところ手立てがないのです。いろんな人と知り合って、いろんなものを喰ってやる!
その意気です(笑)

こんな感じで旅はスタートしますが、現在の中国の状況など、少しでもお伝えできたらと思います。

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■中国は修羅の国

Oさんは先に実家のご事情で中国に里帰りされていて、用事が済んだら中国のご友人の方々とご旅行をする予定になっていたようで、今回は、その道中で、中国各地にいらっしゃるご友人の社長さんやら事業家さんに会わせていただけるとのことで、それでよければ一緒に行こうと、北京に呼んでいただいた次第なんですが、、、

久々の飛行機での旅。それも北京までは一人旅です。

もちろん中国語は話せませんし、英語にもまったく自信がありません。(オイ!) よくそんなんで中国行きを決めたなと思われるでしょう。周りからも、だまされて身包みはがされないようにとか、変なもの食べておなか壊さないようにとか、知らない人からモノをあずからないようになど、脅されまくってたので、緊張感MAX状態での出立となりました。

おいらは修羅の国に行くのか!?(笑)

IMG_5256お軍資金も心もとないので格安チケットということで、成田から香港経由で北京入りを目指します。空港のこれから旅立ち!という雰囲気。スキだなぁ~。無謀な旅の始まりは、意外とのんきです。
今回はキャセイパシフィックを利用しています。
さあ、いよいよ成田を出発!

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4時間かかってようやく香港空港に到着。ここでトランジットで2時間ほど待機します。なっがーい通路。香港から北京への便のゲートは一番端っこ。これが結構歩くんです。おまけにすっごく蒸し暑い。。。
5月初旬でしたが湿度が80%越えてます。しかし、夜中なので空調は止められているようです。え~!?

そうそう、中国ではLINEやらFaceBookは利用できませんが、香港ではしっかり使えます。いいね!

そして、本丸の北京へ向かいます!

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さらに飛行機で4時間かけて北京空港に到着。空港内はすっごいキレイ。時刻は夜中の2時を回っています。異国の地に着くと、空気の違いを感じると、よく聞きますが、北京空港に到着すると、実際に独特の香りを感じます。パクチーみたいな香り? すぐに慣れますけどね(笑)

さっそく異国の香りで洗礼を受けますが、それはさておき、空港のFreeWifiに接続してWeChatで到着をOさんに知らせねばなりません。そう、中国での無料の連絡手段はWeChatを利用するしかないのです。で、いろいろ試してみるも、うまく繋がらない。。。なんでだ~っ!?
繋がらないとなると連絡が取れず、最悪ここで行き倒れになる可能性大です!

しょうがないのでInformationで、どうやったらWifiに繋がるのってカタコトの英語で尋ねると、WeCahtだけであればすぐに繋がることを教えてもらいます。

スゲーWeCaht。
WeCaht専用でログインできるようになってるなんて。
まさにWeChatも国家がバックについていると思わせる事案です。

そしてようやくOさんに北京に着いたことを連絡。朝の6時ころに迎えに来てくれるとのこと。現在午前2時30分。3時間ほど時間を潰そうとベンチに座ったのですが、猛烈な眠気が。。。
周りを見れば、みんなベンチで寝てる。。。
修羅の国で無防備にベンチで寝るなんて、皆、命知らずです。。。

しかしながらこの強烈な睡魔に勝てそうにありません。隣ではロシアの方らしきご婦人がにこやかに座っています。
そうだ! 空港内だし、きっと安心だ!
そう自分を信じ込ませ、貴重品の入ったリュックをマクラに、みんなに倣って自分もベンチで寝ることにしました。

どうか、身包みはがされません様に…

こうして、怒涛の中国行脚、北京初日を終えます。
それでは、おやすみなさ~い。。。ZZZ

2日目につづく