怒涛の中国 旅行記2日目 北京(その1)

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朝の空港内の喧騒で起こされ、寝ぼけマナコの状態です。
おはようございます。コメッピです。

どうらや、ヨダレもたらさず、身包みもはがされることなく、空港のベンチで3時間ほど眠れたようです。

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■恐るべきコミュニケーションツール
「WeChat」(微信

現在、朝の5時50分。おっと、そろそろOさんが迎えに来る時刻。
WeChatに何か連絡入ってるかもと、アプリを起動させようとしますが、ネットワークに繋がっていません、とのこと。なにゆえ?
どうやら、ある程度時間が経つと、自動的にログアウトされてしまうようです。SNSなのに不便じゃん!と、不満に思いますが、ここは中国です。Freeとはいえ、とても厳重なイメージで、なんともいえない巨大な力の圧を感じます。。。

それは想像に難くなく、メッセージの内容は中国当局に検閲されてると考えたほうがよさそうです。NGワードを不用意にぶち込むと、アカウントを凍結されたりとか、実際にあるようです。

調べてみたところNGワードは、天安門事件に関する事、法輪功に関する事、共産主義に関する事、民主主義に関する事、中国共産党に関する事、台湾(中華民国)問題に関する事、チベット問題に関する事、ジャスミン革命に関する事、ポルノに関する事、ギャンブルに関する事と、いろいろあるようなので、ご注意くださいませ。

そんなお国柄の違いを感じながら、おっかなびっくりログインしなおすと、やっぱりメッセージが入ってました。

「いまどこ?」

えっ!? もしかして、もう到着してる?
メッセージのログを見ると10分ほど経過してる模様。
「すみません! ベンチで寝てました!」と、慌ててメッセージを返します。

しかし、ホント便利です。WeChatがなければ、このだだっ広い空港で落ち合うのは至難のワザです。
WeChatをインストールすると、ウィルス感染が!とか、端末を乗っ取られるかも!とか、いろいろ危険なウワサも聞きますが、国の顔とも言える空港で公に使えるWeChatが、そんなヘボなワケがありません! 国の威信がかかってるハズです!

ま、実際に多少のリスクはあるようなのですが、それを勘案してご利用は計画的に…

文明の利器を駆使して、ようやくOさんと合流。修羅の国で、仏に会えた心境です(笑) これで言語の壁から脱出できました。言葉が通じるってホントに安心します。。。

■北京の天安門周辺は異国情緒たっぷり!

その後は、Oさんの計らいで、天安門方面を観光しようということになり、車で移動。その車をよく見てみると、とっても立派なのですが、砂埃まみれ。これでも洗車したばかりといいます。
北京は雨がほとんど降らず、黄砂やPM2.5といったモノが大気中に多く含まれているので、やっぱり誇りっぽく感じます。おまけに白い綿埃のようなものもふわふわと空気中を漂っています。
その正体は「柳絮(白い綿毛のついた柳の種子)」とのこと。Dc6zIEmVwAIZKFx
マスクをするほどでもなかいかなと、思ったのもつかの間。実はこの後、これを誤って吸い込んでしまい、それが気管に入って咳き込んで死に掛けました(笑)
やっぱりマスクはするべきか!?

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以前、中国の街はとても汚いと聞いていたのですが、街の美化は進んでいるのか、ゴミなどはほとんど落ちていません。それに清掃員の方もいらして、道端を掃除しております。
そしてなにより、道が広い! ご覧の通り。

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ニュースでよく見る天安門は、早朝から観光客で賑わっています。

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対して天安門広場はこの時間はガラガラで、昔のようにここで太極拳や体操をやる人はいなくなったそうです。

そうこうしてるうちに、時刻は朝8時をまわり、さすがにお腹がすいてきたので、朝飯を食べようと飲食店が立ち並ぶ、北京中心街に向かいます。そこには古き中国の建物が多く残っていて、まるで映画のセットのなかにいるようです。

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スタバもあるのですが、建物はモチロン他と同じく古風な石造り!
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北京の方は、朝は必ずといっていいほどお店で食べるようで、まるで名古屋の人が喫茶店でモーニングを食べるといった感じ?(笑)

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中国の朝飯のスタンダードは、小さな肉まん、揚げパン、豆腐のスープ、ワンタンスープといったものだそうで、値段も8元から15元ほどととてもリーズナブル! 1元はこのときのレートで約17円なので、価格帯は140円~260円と安さ爆発ぶりがご理解いただけるハズ! これでも観光地料金だそうで、郊外はもっと安いんだとか。
ということで、朝飯代はOさんのおごりです(笑)

ついでにちょっとした路地に入り込んで、北京の街の雰囲気を堪能しました。

 

その後は一旦Oさんの自宅に帰ります。さすがにお互い朝が早かったので、お昼ごろまで仮眠を取ろうということになりました。布団のありがたみをかみ締め、のび太の如く3秒で夢の中へ。

北京では2日間、ここで寝泊りさせていただくことになります。
ありがたや。

それでは、ふたたびおやすみなさい~。
ZZZ。。。

2日目その2につづく